かくも長き不在〜スチームパンクの森で迷子になる
気がついたらひと月半もブログを書いていませんでした。
この間なにをしていたか。仕事はもちろん、持ち込み用の原書を読んだり、どえらく長いミエヴィルの新刊を読み始めたりと、はい、正直に申します。ネタ切れでした。
ただ、スチームパンクでなにかレビューを書こう、とは思っていました。
そこで数冊手に取り、実際に読んでみたのですが……。書けない。
じぶんがイメージしていたスチームパンクとは違う作品にばかりめぐりあってしまったのです。
スチームパンクといえば、
- 舞台はヴィクトリア朝のロンドン
- 蒸気機関のガジェット目白押し
- 飛行船もお約束
- 荒唐無稽のアクションはあり、だけどゾンビや異形のものに逃げて欲しくはない
そのはずが、ウェブジンの英語版も、邦訳された新刊も、わたしの考える"スチームパンク"ではありませんでした。
拙ブログでは、いたずらに辛口エントリを増やしたくありません。自分が読んで面白かったもの、心をゆさぶられたものだけを書いていくのをルールと定めています。というわけで、このひと月で読んだスチームパンクについてはあえて触れません。お察しくださいとしか申し上げません。
さて、どうするか。
いろいろ読んだ末、わたしにとってスチームパンクの原点ともいえる『ディファレンス・エンジン』を再読することにしました。