ミセス・ケネディ

去年の5月、このブログでご紹介した“Mrs. Kennedy and Me: An Intimate Memoir”の邦訳が、原書房からもうじき発売されます。 アマゾンにはまだデータがないので、hontoネットストアのページをリンクします。 『ミセス・ケネディ 私だけが知る大統領夫人の素…

I’m baaaaaaack!

みなさま、新年あけましておめでとうございます。昨年7月末から更新が止まっておりましたのは、えー、まー、後日お話しするとして。 復活です。 5カ月間読み貯めていた本のレビューをちまちま(ちまちま?)アップしていきます。昨年は本当にたくさんの出会…

深い疵

さいきんドイツ語がマイブーム。NHKのドイツ語講座(テレビ・ラジオ両方)、東京外大とタフツ大学によるウェブ語学講座と、ちょっと手を広げすぎでね? ぐらいにはまっていますが、まだまだまだ初心者です。こんなことになったのは、酒寄先生、あなたのせい…

かくも長き不在〜スチームパンクの森で迷子になる

気がついたらひと月半もブログを書いていませんでした。この間なにをしていたか。仕事はもちろん、持ち込み用の原書を読んだり、どえらく長いミエヴィルの新刊を読み始めたりと、はい、正直に申します。ネタ切れでした。ただ、スチームパンクでなにかレビュ…

大友克弘GENGA展

5月7日、外神田の3331で開催中の『大友克弘GENGA展』に行ってきました。この展覧会、厳しい入場制限が課せられています。この日は出発直前に至急返事を書かなきゃいけないメールが飛び込んできて、半ば入場をあきらめつつ家を出たところ、交通の便がスムーズ…

映画『裏切りのサーカス』と写真展@ポールスミス丸の内

5月5日、遠方より友来たる。久しぶりに都心に出たので、丸の内と有楽町に向かいます。どうしても劇場で観たかった『裏切りのサーカス』と、ポールスミス丸の内店で行われている同映画の写真展を観るためです。久しぶりのポールスミスブティック。レディスも…

ジャッキーのSP回顧録が発売2週間でアマゾン総合51位!

邦訳が出たら読みたいな、たぶん自分は訳者に指名されないだろうから、誰か訳してくれないかなという洋書をご紹介します。第1回は“Mrs. Kennedy and Me: An Intimate Memoir”Mrs. Kennedy and Me: An Intimate Memoir作者: Clint Hill,Lisa McCubbin出版社/…

『罪悪』

翻訳ミステリー大賞&コンベンションから2週間。ようやく『罪悪』を読み終えました。罪悪作者: フェルディナント・フォン・シーラッハ,酒寄進一出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2012/02/18メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 32回この商品を含むブログ…

翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加して(その4)

分科会では読書会とフランスミステリのお部屋におじゃましました。読書会の課題はこれ。生還 (角川文庫)作者: ニッキ・フレンチ,務台 夏子出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2011/04/23メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を…

翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加して(その3)

読書地図がはじまりました。【読書地図とは?】 書籍のタイトルをひとつ選びます。今回は翻訳ミステリー大賞授賞作『忘れられた花園』が選ばれました。 『忘れられた花園』と共通するキーワードを持つ作品を思いついたら作品名を書き、『忘れられた花園』と…

翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加して(その2)

サブタイトル:ポーの生首、または薄い躰のポー(違)投票のもようはこちらでご覧いただけます。田口俊樹氏のご挨拶に続き、司会の横山啓明氏が投票メールを一通ずつ読み上げます。票が入った作品の書影コピーの下にエドガー・アラン・ポーの顔を1枚ずつ貼っ…

翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加して(その1)

「勝手にレビュー」番外編、いや、これが本編ですね。4月14日、翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加しました。母校の同窓会に行くという家族につられて早めに家を出ました。外は雨。バスはきっと遅れるだろ――来た! 一本早いバスの到着に間に合…

犯罪

さて、翻訳ミステリー大賞もいよいよ今週末となりました。投票期限が本日12日まで延びたのをいいことに、レビューを書くのをさぼっていたら……今回取り上げるこの作品犯罪作者: フェルディナント・フォン・シーラッハ,酒寄進一出版社/メーカー: 東京創元社発…

二流小説家

『このミステリーがすごい!』『週刊文春ミステリーベスト10』『ミステリが読みたい!』で1位を獲った話題作を読みました。二流小説家 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)作者: デイヴィッド・ゴードン,青木千鶴出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2011/03/10メ…

忘れられた花園(上・下)

[翻訳ミステリー大賞勝手にレビュー(2011年度)] 3作品読み終わりました。読んだのは3月頭でしたが、ブログを書くのが遅いわたし……。忘れられた花園 上作者: ケイト・モートン,青木純子出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2011/02/18メディア: ハードカバ…

夜の真義を

二作目も大著です。夜の真義を作者: マイケル・コックス,越前 敏弥出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/03/08メディア: 単行本(ソフトカバー) クリック: 60回この商品を含むブログ (31件) を見る時はヴィクトリア朝のロンドン、ひとりの男が復讐に立ち…

アンダー・ザ・ドーム(下)

(承前) さて下巻へ。 各巻700ページの大著ですので、ページ数として半分に切ってあるはずなのに、上巻は話が盛り上がってきたところで終わります。偶然とはいえ、さすがキングだなーと。下巻は正直、精神的に堪えます。“ドーム”で外界から遮断されて数日が…

アンダー・ザ・ドーム(上)

翻訳ミステリー大賞シンジケートというサイトでは、年に一度、フィクション訳者が前年度のすぐれた作品を選んでいます。現在のわたしのステータスはミステリ訳者としてとても微妙な立ち位置にあるため、このブログで勝手にレビューを書いて、候補作から勝手…

まさかの熱中症

「原発が止まっているから節電せよ」的なご時世ですが、体調を崩してまで国の不手際をかばい、見知らぬだれかの利権を守りたいとは思わない模範的非国民ですので、仕事中、エアコンつけまくりです。自宅で仕事をしているから、「なんだこの家、朝からがんが…

はじめましてのご挨拶

こんにちは。売れない翻訳屋のGravity_Heavenです。あえてTwitter IDと同じタイトルのブログを作ってみました。140文字では語れないこと、140文字でつぶやくとうざいこと、だらだらと長い本や映画、漫画、テレビの感想を書いていこうかと思います。まず、よ…