翻訳ミステリー大賞授賞式&コンベンションに参加して(その2)
サブタイトル:ポーの生首、または薄い躰のポー(違)
投票のもようはこちらでご覧いただけます。
田口俊樹氏のご挨拶に続き、司会の横山啓明氏が投票メールを一通ずつ読み上げます。票が入った作品の書影コピーの下にエドガー・アラン・ポーの顔を1枚ずつ貼っていくルールは昨年と同じです。モンティ・パイソンっぽい演出ですね。
10票集まるとポーの顔(大)に貼り替えられます。
そして栄えある第3回翻訳ミステリー大賞は『忘れられた花園』に決定! 大賞受賞作にはポーの全身像のコピーを貼ります(写真ではわかりにくいので、上記リンクのUstreamでぜひご確認を)。このポー氏、身体が薄い上に紙ですから丸まっちゃって、薄い身体がますます華奢に見えるという。
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写真ではわかりにくいでしょうが、1位は22票、2位の『犯罪』18票と競り合う形で発表は続き、最初は落ち着いて拍手していた観客から、だんだんと「うおっ」、「おおっ」という声が上がるようになりました。競馬の専門用語(門外漢なので意味不明)も飛び出すほどの盛り上がりぶり。壇上(壇はないけど)で訳者さんと編集者さんに賞状とトロフィー、花束の授与。おふたりとも大ベテランなのにとても奥ゆかしい。
こうして第1部は終わり、約2時間の休憩をはさんで第2部、読書地図がはじまります。雨の中、本郷三丁目まで歩いてなか卯でおうどん食べて、カフェ・ド・クリエでコーヒー飲みながら読書会の課題本を読了。なんじゃ、こりゃ? とラスト10ページに首をひねりながら会場に戻りました。
その3に続く。